メディエーションとは
裁判によらない紛争解決方法の1つで、欧米では一般的に広く行なわれ、公的な機関でも活用されています。
これまでの紛争解決の多くは、権威を持つ者や専門家に判断を仰ぎ、決定された裁決を当事者達が受け入れるというものでした。
「メディエーション(mediation 自主交渉援助型調停)」はそれらとは違い、中立な第三者「メディエーター」の進行により、当事者同士がお互いの意見や事情を聞き合い、共通意見を見つけ出すことで解決をはかる方法です。
メディエーションの進行
「メディエーター」は話し合いの進行に責任を持ち、安全で 対等に対話ができるようにします。
中立な第三者「メディエーター」が間に入ることで冷静に話がしやすくなります。
1. まず1人がメディエーターに事情を話します
2. もう片方の人がメディエーターに事情を話します
1~2を繰り返します。
相手の事情や自分の感情に気づき、冷静に話し合いができるようになってゆきます。
3. 両者で話し合います。メディエーターがそれを見守ります。
話し合いの結果、双方が合意した解決策・結論を確認して書面に残し、終了します。
※話された内容のメモなどは終了後破棄します。
※後日、決められたことが実行されているかを確認します。