メディエーションとは

メディエーション(mediation)の図

裁判によらない紛争解決方法の1つで、欧米では一般的に広く行なわれ、公的な機関でも活用されています。
これまでの紛争解決の多くは、権威を持つ者や専門家に判断を仰ぎ、決定された裁決を当事者達が受け入れるというものでした。
メディエーション(mediation 自主交渉援助型調停)」はそれらとは違い、中立な第三者「メディエーター」の進行により、当事者同士がお互いの意見や事情を聞き合い、共通意見を見つけ出すことで解決をはかる方法です。

メディエーションの進行

「メディエーター」は話し合いの進行に責任を持ち、安全で 対等に対話ができるようにします。
中立な第三者「メディエーター」が間に入ることで冷静に話がしやすくなります。

1. まず1人がメディエーターに事情を話します

メディエーションの流れ1の図

2. もう片方の人がメディエーターに事情を話します

メディエーションの流れ2の図

1~2を繰り返します。
相手の事情や自分の感情に気づき、冷静に話し合いができるようになってゆきます。

3. 両者で話し合います。メディエーターがそれを見守ります。

メディエーションの流れ3の図

話し合いの結果、双方が合意した解決策・結論を確認して書面に残し、終了します。

※話された内容のメモなどは終了後破棄します。
※後日、決められたことが実行されているかを確認します。

メディエーションの特徴

  • お互いが納得できる解決を得られる

  • 当事者同士で決めるので、常識にとらわれないオリジナルな解決方法を発見できる
  • 他人からの押しつけではない自主的な解決をめざすため、 不満が残りにくい

  • 勝ち負けを作らないので感情的な対立が残りにくい。その後も関係が続くご近所家族職場学校などのトラブルに適している
ご相談受付〜メディエーションの流れ