昨年の東京メディエーションセンターに寄せられた近隣トラブルに関する相談を振り返ってみると、半数はトラブルが起きていない中で、近隣へのアクションをどうしたら良いかという相談でした。

近隣からのゴミや物や子どもの行為などで、迷惑を被っている、不愉快に感じている。どのようにしたら良いだろうか。といったような相談でした。

トラブルの種の段階とでもいうようなものです。

トラブルというのは、お互いに負の感情が芽生えている状況であると思います。まだ、そこには至っていないものの、トラブルになりそうな予感を感じている。ものです。

これは、次のアクションによっては、相手に負の感情が芽生え、トラブルに発展してしまいます。

近隣トラブルが起きそうなとき大事なことは、

相手が相手の敷地の中で行うことは基本的には自由である。

その自由な行為に対して、私の生活に良くない影響を及ぼしているので、申し訳ないがなにか配慮いただけないか。

というくらいのスタンスでいること。

これが近隣との関係をトラブルにさせないためにとても大事です。