これまで解決の難しかった
「近隣トラブル」や「家族や親子のすれ違い」などに取り組む
「東京メディエーションセンター」を設立致します。
9月26日(水)、関係者および報道向けに、
当センターの事業説明会を開催致します。是非、お越しください。

>>お知らせのPDF版はこちら

行政支援の届きにくい家庭内のコミュニケーション、法的に対応しにくい近隣同士のマナー問題、職場や学校で人間関係がうまくいかないことなどは、解決をサポートできる機関がありません。しかし、このようなトラブルを小さなうちに解消できなかったばかりに、次第にお互いの感情が大きくなり、最悪の事態を招いてしまうことも少なくありません。
地域コミュニティの力が弱まり、その解決にあたる人は限られています。一方で、個々のつながりを取り戻そうと、シェアハウスやコミュニティづくりも盛んに試みられていますが、一度トラブルになったら自力では解決できず、コミュニティが一過性になることも多くなっています。
私たちは、第三者の立会いのもとで当事者同士が話し合う「メディエーション」によって、個人が抱えている問題を「自分たちで解決する」ことを支援します。

 

東京メディエーションセンターについて 
東京メディエーションセンターは、
・近隣同士のマナーの問題(騒音・ペット・ゴミ捨てなどのトラブル)
・夫婦、親子、兄弟などのすれ違い(家事分担、意見の違いなどがうまく話し合えない)
・学校や職場で人間関係が崩れてしまった(友人同士、先生と親などで、うまく話し合えない)
などのトラブルを当事者同士が解決しようとする場合に、メディエーターを派遣して話し合いの場が保たれるように支援する民間団体です。派遣は有償。内容により無償のこともあります。設立当初はまず、東京近郊での取組を行います。

地域のトラブルに携わっている警察・町内会の方、近隣や親との関係、生徒同士のいじめの問題に直面している教育関係の方、夫婦や親子間の家族の間でのもめごとの相談にのられている行政機関の方、入居者やその家族との関係に悩んでいる福祉施設、病院の責任者の方、入居者同士のトラブルが多い不動産事業者、人材配置に悩んでいる会社の責任者や人事の方などに、私たちの取り組みが少しでもお役に立てたらと願っております。

団体概要(現在法人設立準備中)

■団体名:  東京メディエーションセンター(一般社団法人化予定)
■所在地:  東京都世田谷区
■役員:
代表理事
鈴木佑輔 (社会福祉法人世田谷ボランティア協会 職員)
理事
齊藤志野歩 (株式会社N9.5代表取締役)
徳山佳祐  (弁護士)
栗原香織  (翻訳業)
監事
鈴木慶子 (社会福祉士)

■事業内容:
(1) 近隣関係、職場、家庭内・親族間等において発生する法律事務にあたらないトラブルについて、当事者による話合いの場(メディエーション)を設定・提供する
(2)メディエーションに関する啓蒙、研究、人材育成事業
(3) 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業

 

メディエーションとは
「メディエーション」は、日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、欧米では身近な人との紛争解決に使われるメジャーな手法です。専門的なトレーニングを積んだ「メディエーター」が第三者として間に入り、当事者双方が把握している事実や事情、気持ちを丁寧に聞いていきます。当事者は話し合いを経て、「合意文書」を作成します。

 

<メディエーションの特徴>
● お互いが納得できる解決を得られる
● 当事者同士で決めるので、常識にとらわれないオリジナルな解決方法を発見できる
● 他人からの押しつけではない自主的な解決 → 不満が残りにくい
● 勝ち負けを作らないので感情的な対立が残りにくい
→その後も関係が続くご近所、家族、職場、学校などのトラブルに適している

 

< 代表者より >
代表の鈴木佑輔です。私は、世田谷ボランティア協会で地域の困りごとに日々向き合ってきました。しかし、近隣トラブルに対しては、多くの人が解決しないまま我慢したり、諦めて引越しすることが多いのです。これらの問題は、こじれると殺人事件につながることもある大きな地域課題にも関わらず、有効な解決手段がありませんでした。模索する中で出会ったのが「メディエーション」でした。
実際にメディエーションを学び、体験してみると、不思議な感覚を覚えます。第三者が見守る中で話し合いをし、感情のやりとり、状況の共有が行われ、思ってもいなかったような解決がなされることがあります。お互いにとって納得でき、悪くない結果や解決方法が得られていくのです。当事者同士が「発見していく」と言ってもいいかもしれません。こんな風に解決できるのか、と驚き、わくわくしたことを今も思い出します。
今、私たちは「つながり」を失っていると言われます。しかしそれは、トラブルを恐れるあまり、人との関わりを避けてきた結果ではないでしょうか。意見や立場が違っても、すれ違いが小さなうちに対話の場をもつことができれば、私たちは、今よりずっと安心して「つながれる」ようになるのではないかと思います。東京メディエーションセンターにご期待ください。

 

 

【是非お越しください】
東京メディエーションセンター 事業説明会
9月26日(水)19:00~20:30 (18:30受付開始)
会場:東京ボランティア・市民活動センター 会議室

<内容(予定)>
・メディエーションとは何か?どんなケースに役立つのか?
・東京メディエーションセンターが取り組もうとしていること
・支援できる内容や範囲、進め方、費用などについて
・質疑

<申込先> info@mediationcenter.jp
お名前、所属先名、ご連絡先を明記の上、9月24日(月)までにご連絡下さい。

<問合せ> 070-1479-1777 (鈴木佑輔)

 

会場までのアクセス

東京ボランティア・市民活動センター 会議室

東京都新宿区神楽河岸1番地1号 セントラルプラザ10階
JR総武線・地下鉄各線「飯田橋」駅徒歩3分